基本的な考え方と目标
製品における取组み
生产における取组み
物流における取组み
ダイハツグループは、世界的な课题である低炭素社会构筑に一层贡献するべく、従来2050年をターゲットにしていた「生产カーボンニュートラル」の実现をトヨタグループの一员として大きく前倒しし、2035年に达成する目标を新たに掲げました。ダイハツ工业および子会社の生产工程※から排出される颁翱2の削减を进め、2035年までに生产カーボンニュートラル実现を目指します。この高い目标を达成するために、2022年1月に専门组织として「生产?物流カーボンニュートラル推进室」を生产管理部内に设け、「厂厂颁の追求による彻底した省エネ化」「革新技术の开発と织込み」「再生可能エネルギーの活用」の叁本柱活动として取り组んでいます。2022年10月に、京都(大山崎)工场はリファインを行い、2035年に向けたモデル工场として、培った技术やノウハウを国内外に展开しグループ全体で生产カーボンニュートラル実现に向けた取组みを强力に推进しています。
※ ダイハツ工业の生产拠点および?出资比率50%超の生产子会社が対象
京都(大山崎)工場は、1973年4月の操業開始から約50年にわたって「トヨタ車」や「シャレード」「テリオス」などの小型車を中心に生産してきました。环境?品質?生産における競争力を維持?向上させていくために、2018年9月よりリファインを実施し、2022年10月に本格稼働を開始しました。ダイハツのモノづくりの考え方である「SSC(シンプル?スリム?コンパクト)」の追求とともに、カーボンニュートラルを見据えて徹底した省エネ化を実施しています。塗装?組立?検査工程の建屋集約では上層階に熱源を集約し、下層(作業エリア)への入熱を最小にするエネルギーマネジメントを実施するとともに、車両の横送り化や塗装ブース長の短縮などにより工程数を従来比約15%削減しコンパクトな工場を実現しました。新技術である塗装ドライブースでの空調リサイクルの採用や、太陽光発電(再生エネルギー)の活用もあわせて、CO2排出量を42%削减(2013年比)しています。
京都(大山崎)工场全景。ダイハツグループの目指す
次世代工场としてリファインされました
ダイハツの基本思想である厂厂颁(シンプル?スリム?コンパクト)に则り、あらゆる生产现场において无駄を削ぎ落し、地道な省エネ活动に取り组んでいます。工场内の电力使用量をリアルタイムで「见える化」し、エネルギー使用の无駄排除と改善に向けた取组みを全员で进めています。
CO2削减につながる新たな省エネルギー技术も积极的に採用していきます。京都(大山崎)工场に导入した、涂装工程でのドライブースの空调リサイクルもその一例です。こうして生产现场で新技术を确立し、ダイハツグループの他の工场にも横展を検讨していきます。さらにトヨタグループとも连携して、ダイハツらしい新技术を开発していく方针です。
すでに自社の工場や事业所に多数の太陽光発電を設置し、再生可能エネルギーの活用を推し進めていますが、今後も継続してグループ全体で太陽光発電の拡充を図っていきます。また、滋賀(竜王)工場では竜王町と連携したバイオガス生産プロジェクトが進められており(下記参照)、こうしたダイハツならではの取組みも一層強化していきます。
自社による新たな再生可能エネルギーの研究开発にも注力しています。その一例が、ダイハツ滋贺(竜王)工场で推进しているバイオガス生产プロジェクトです。自动车の製造工程におけるエネルギー使用の约半分は热利用によるものですが、このプロジェクトでは地元の重要产业である近江牛饲育の粪尿からエネルギー(バイオガス)を取り出し、热源としての活用を図るものです。石油や天然ガスなどの化石燃料と异なり、粪尿由来のバイオガスは燃焼しても大気中の颁翱2の総量に影響を与えない环境に優しい燃料です。電気エネルギーは、水力?太陽光?風力?地熱など、カーボンニュートラルの手段はいくつかありますが、バイオガスは燃焼エネルギーにおけるカーボンニュートラルの有力な手段として大いに期待されています。現在、肉牛糞での発酵プロセスや、工場排熱などを活用した効率的な発酵技術の開発を進めており、この取組みはNEDO(新エネルギー?産業技術総合開発機構)の技術開発事業にも採択されています。