INTERVIEW 01
ダイハツ工業に入社する前は、EGR-V(排気ガス再循環装置)というエンジン部品を国内外の自動車メーカーに提供するメーカーで開発?設計を担当していました。CAE(Computer Aided Engineering)解析を用いながらコンピュータ上でシミュレーションを繰り返して、顧客の要求仕様を満たす製品を設計します。その設計に基づく試作品の製作、評価から生産技術の確立まで、一貫して新製品の開発に携わっていました。さらに、量産を実現するための工程設計や顧客へのプレゼンテーションなど、設計?開発にとどまらない業務を経験できたことは、私にとって大きな財産になりました。
设计?开発から生产工程まで任されていましたが、部品メーカーでは完成车をイメージすることが难しく、どうしても狭い视野の中で仕事に携わることになります。自分たちがアウトプットした製品を実际に市场で目にする机会も少なく、自动车に乗るエンドユーザーのみなさんが喜ぶ颜を见ることもできません。完成车メーカーで设计?开発を担当すれば、技术を通じて社会に贡献する手応えをもっと感じられるのではないかと考えるようになりました。ちょうどそのタイミングで、多くのお客様から爱されている軽自动车で知られるダイハツ工业が中途採用を募集していることを知ったのです。迷うことなく転职を决意しました。
入社后は、自动车の血管といえるワイヤとハーネスの开発を担当しています。ワイヤ、ハーネスは配索経路や回路设计によって原価?质量に大きな差が出る部品です。また、自动车の前后左右まで隅々に张り巡らされているため、関係する部品も非常に多くなります。性能を満たしながら、1円、1尘尘、1驳、1秒にこだわって、いかに安く軽い経路?回路を构筑出来るかが开発者の腕の见せどころといえるでしょう。お客様により良い製品をお届けするため、时に関係部署とぶつかり合い、高め合いながら、日々より良いクルマづくりに奋闘しています。
ワイヤ、ハーネスには電線の場所を確保して固定する部品が必要で、その数は車両1台あたり数百点に及びます。私たちは完成車を製造するメーカーですから、固定するための部品も含めてコストを削減して、軽量化する必要があります。そんな時に役立つのが、これまで経験してきた樹脂や板金、鋳物部品のノウハウです。「車両としてベストな構造は何か」を常に考え、他部署で製造している部品にも積極的に構造提案するなど、仕事の質が転職によって大きく変わりました。そこに完成车メーカーならではの喜びと楽しさを感じています。
いま、自动车产业は颁础厂贰、惭补补厂などの新たな潮流により100年に1度の大変革期を迎え、変化を求められています。技术者にとっても非常に高いハードルですが、未来の軽自动车にふさわしい技术を见极め、先进の机能をリーズナブルな価格でお客様に提供できるように自分自身が日々进化し、积极的に挑戦し続ける。そして、自分にしか生み出せない製品を数多く开発し、一人でも多くのお客様を笑颜にすることが目标です。また、ワイヤ、ハーネスの开発を通じて、自动车部品だけでなく人と人を繋げる人材になりたいと考えています。
ダイハツ工业には完成车メーカーでしか味わえないやりがい、面白さが詰まっています。その中でも最大の魅力は、自分自身で部品を设计できること。苦労することもありますが、自分がつくったクルマが街中を走っているのを见ると、うれしくて思わず笑颜になります。ダイハツ工业は、より良いクルマをつくるという目标に向けて社员全员が连携?协力する、とても风通しの良い会社だと思います。そうした土壌に転职者の新しい技术や考え方が加わることで、シナジー効果により新たな価値を次々に生みだしています。転职をお考えのみなさん、私たちと一绪にもっといいクルマをつくりませんか。